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麻生 浩司(あそう こうじ)

研究者紹介

所属:保健福祉学部 保健福祉学科看護学コース 職位:講師 学位:博士(保健学)

研究室:県立広島大学三原キャンパス3410号室

E-mail:kaso@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/asokoji

研究に関する自己PR

精神疾患を有する方の姿勢保持に関連するバランス能力や感覚器、身体組成などを調査して、転倒予防や介入方法の研究をしています。また、当事者がどのように自身の身体的健康を捉え、健康行動をとられているのか調査をしています。

 

研究テーマ

精神疾患を有する方の転倒?転落の予防に向けた研究、精神疾患を有する方のフィジカルヘルスに関する研究

研究の特徴?内容

1.病院(精神科)での転倒?転落の予防に向けた研究

転倒は、外傷、骨折などを引き起こします。近年、精神科病床における入院患者のバランス能力の低下が報告されています。現在、転倒とバランス能力の関連を検討するために、床反力計(force plate)や体組成計、心理尺度を用いて、姿勢制御に関連する視覚機能、固有受容器、前庭器官といった感覚器や、身体組成(体脂肪、除脂肪、骨格筋量等)、転倒恐怖感の評価をして、転倒予防への評価や介入方法の開発をしています。

2.精神疾患を有する方のフィジカルヘルスに関する研究

精神疾患を有する方は、身体疾患(心血管系疾患、メタボリックシンドローム、がんなど)の高い保有率が課題となっております。地域生活を送るためには、メンタルヘルスを保つと同時に、健康的なライフスタイルをとりながら、身体的な健康の維持も必要となります。そのため、当事者の健診やがん検診などの受診行動や、地域でのサポート体制や当事者の方々がどのようにご自身の身体的の健康を捉えられているのかなど調査をしています。

受験を検討している方々へ

1.病院(精神科)での転倒?転落の予防に向けた研究

転倒?転落は、外傷、骨折などを引き起こします。最近の研究では、精神科に入院している患者さんのバランス能力が低下していると報告があります。現在、転倒とバランス能力の関連を調査しています。調査では、測定機器を用いながら、バランス能力や姿勢を保つために必要な身体の成分(体脂肪、筋肉量など)を調べています。また、転倒に対しての不安などは心理尺度を用いて測定し、転倒予防の評価や介入方法の開発をしています。

2.精神疾患を抱えている方のフィジカルヘルスに関する研究

精神疾患を抱えている方は、身体疾患(心血管系疾患、メタボリックシンドローム、がんなど)の割合が高い傾向にあります。地域生活を送るためには、メンタルヘルスを保つと同時に、健康的なライフスタイルをとりながら、身体的な健康の維持も必要となります。そのため、当事者の方の健診やがん検診などの受診行動、地域でのサポートや当事者の方々がどのようにご自身の身体的の健康を捉えられているのか調査をしています。

連携協力を検討している方々へ

精神科病院にて、看護師として10年以上の臨床経験があります。専門は、メンタルヘルスですので、心理尺度での評価や自律神経機能の測定機器を用いて、保健行動やストレス、対処方法などの調査をしています。皆様と一緒に、地域生活や職場でのメンタルヘルスの取り組みなどを連携させていただければと思います。

また、メンタルヘルスの対象者に、バランス能力(COP:足圧中心)や身体組成(体脂肪、除脂肪、骨格筋量など)の評価を床反力計や体組成計を用いて、身体機能などの側面も調査しております。さらに、当事者の方の健康行動への思い(健康診断やがん検診など)や、当事者と医療の接点となる訪問看護スタッフのケアの視点についても研究を進めています。

人間の生活には、メンタルヘルスとフィジカルヘルスともに重要であると思っております。評価方法やサポート、対策について、一緒に考えさせていただければと思います。どうぞよろしくお願い致します。

論文リスト

    著書

      専門資格

      保健師、看護師、実習指導者(厚生労働省認定)

      キーワード

      精神看護、メンタルヘルス、転倒?転落、姿勢制御、フィジカルヘルス、身体組成、健康行動

      関連するSDGs項目

      SDGs3


      所属別一覧