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所属:大学院経営管理研究科 職位:教授 学位:博士(工学)
研究室:県立広島大学広島キャンパス1470号室
E-mail:hiroko100@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/hiroko-hyakutake
多様な地域課題を対象とした市民参加型合意形成プロセスの企画?運営の経験をもとに、実践的な社会的合意形成プロセスおよび合意形成のマネジメントのできる人材育成の方法論について主に研究を行ってきました。
創造的合意形成プロセスの研究、地域コモンズ構築の場の研究、合意形成教育プログラムの開発
研究の中心的テーマは、創造的な社会的合意形成プロセスの確立です。社会的合意形成とは、地域課題など社会的課題を対象とした合意形成を指します。合意形成というと、ステークホールダー間の利害調整のプロセスとして捉えられることが多いですが地域で求められてるのはステークホールダーの利害を超えて、新たな価値を「創造」することです。多様な価値観を持った人々の参画によって新たな価値を生み出すための合意形成プロセスの開発に取り組んでいます。
上記テーマを主軸に、創造的合意形成を実現する人材として、合意形成プロジェクトの企画を行うプロセスデザイナーおよびファシリテーターの教育のあり方についても研究を行ってきました。これまでは、主に社会人を対象に合意形成教育についての研究を進めてきましたが2018年からは、学校教育における合意形成教育に重心を置いて研究を進めています。
さらに、地域のなかで地域課題の発見?解決を実践する主体として市民を中心とした多様なステークホールダーによる地域コモンズの育成を促進する公共空間のあり方を、特に空間の感性的価値に着目して研究しています。現在は、特に市民にとって身近な公共の交流空間である公民館、コミュニティセンターに着目し、地域課題解決を促進する場のあり方について調査を行っています。
本学では、「多様な価値とファシリテーション」、「地域ブランド戦略とデザインマネジメント」、「地域経営と社会的合意形成」等の授業を担当しています。
これらの教育を通して、多様な価値観を持つ人々とともに価値創造を行う創造的合意形成プロセスを自ら企画?運営することのできる新時代のリーダーシップの育成を目指しています。
また、建築および都市デザインのバックグラウンドを生かし、デザインの側面からみた地域や組織の活性化、新事業開発やデザイン思考を組み込んだ独自のイノベーションプロセスを用いた教育を実践しています。
市民(NPO、個人)、行政に事業者を加えたより多様なステークホールダーによる地域課題の発見と解決を行っていきたいと思います。
特に事業者が市民、NPOと対等な立場でどのように連携?協働すれば、地域イノベーションをおこすことができるのか、またそれがまちづくりにどのような影響をもたらすことになるのかについて研究を進めています。
市民、事業者、行政のコラボレーションを試みている地域、あるいはこれから試みようと考えている地域において、新たな価値を生み出すための協働のあり方を一緒に模索していきたいと思っています。
特に現在、市民による地域価値創造拠点としての公民館やコミュニティセンターなど身近な公共施設のあり方をテーマにした研究に取り組んでいるため、本テーマにおいて協働ができる自治体あるいはコミュニティとの連携を求めています。
以下にこれまで実施した主なプロジェクトについて示します。
【市民参加型まちづくりプロジェクト】
三原市佐木島「鉄人アイランド構想」策定、
滋賀県草津市山田学区将来計画ビジョンの策定
広島湾さとうみネットワークの企画?運営
【合意形成人材育成】
高校生、技術士、教員(小中高)、自治体職員、コメディカル人材対象の合意形成研修
【審議会?委員会委員】
国土交通省「多自然川づくり推進委員会」委員
広島県環境審議会委員広島市環境影響評価審
査会委員、東広島市実演芸術検討委員会他多数
一級建築士
合意形成、ファシリテーション、感性価値、地域コモンズ、まちづくり、合意形成人材、価値創造プロセス
芸術活動:1. 「世田谷ジェネレーションズ」 アートインスタレーション 2007年 - 2007年
芸術活動:2. Setagaya Generations Art Project 2007年 - 2007年
芸術活動:3. 「伸びる竹のいえづくり」アートプロジェクト 2000年 - 2003年
芸術活動:4.Growing Bamboo House Project 2000年 - 2003年
芸術活動:5. 「野焼きのいえづくり」アートプロジェクト 2001年 - 2001年