本文
所属:保健福祉学部 保健福祉学科コミュニケーション障害学コース 職位:教授,附属診療センター長 学位:博士(医学)
研究室:県立広島大学三原キャンパス4425号室
E-mail:akiaki@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/101317
音声に関する基礎的研究と、音声治療のエビデンスに対する研究に携わっています。基礎的研究では、光電声門図を用いて起声に関する研究や音声治療手技の効果に関する研究を、臨床では音声治療効果の検討や、嗄声に対する自覚的評価の研究をしています。
光電声門図photoglottogram(PGG)を用いた起声に関する研究、光電声門図(PGG)を用いたwater resistanceの有効性についての研究、Vocal Function Exercise短縮版における音声治療効果、嗄声に対する自覚的評価、加齢性音声障害に対する音声治療
光電声門図とは、特定の赤外光を光源とし、特定周波数の赤外光のみを感知するフォトセンサーを用いた声帯振動の解析装置を指します。鼻から投光器を咽喉頭まで挿入して受光器は輪状軟骨に装着し、非侵襲的に声門の開閉運動を間接的に観察できるものです。これを用いて声の出し始め(起声)や音声治療手技であるwater resistance訓練時の声門の開閉運動に関する基礎的研究を行っています。臨床では、音声治療手技のエビデンスに関する研究として、Vocal Function Exercise(VFE)の短縮版を考案し、この治療効果に対する研究を行っています。また、Voice Handicap Index(VHI)という音声に対する自覚的評価法を用いて、音声障害に対する検討も行っています。また、加齢による声帯萎縮の症例に対する音声治療の効果についても臨床研究しています。」
保健福祉学部?大学院(保健福祉学専攻)学生への教育として、耳鼻咽喉科学とその関連科目を担当しています。また、附属診療センターでの耳鼻咽喉科実習も行っています。言語聴覚士を目指すみなさんにとって、耳鼻咽喉科分野は聴覚?音声?嚥下など非常に重要な役割を占めています。
また、音声治療や音声の基礎に関する研究を中心に行っています。学部生にも卒業研究として共に研究しています。研究論文として「waterresistanceにおける訓練効果について」「VFE短縮版における訓練効果の検討」などがあります。
平成31年度から、音声の基礎的研究を行っています。光電声門図を用いて、発声時の起声(声の出し始め)による研究や音声訓練の一つであるwater resistanceによる訓練効果の研究を行っています。重点若手奨励研究:H31「光電声門図を用いた起声に関する研究」、R2「光電声門図を用いたwater resistanceの有効性についての研究」論文: Water Resistanceにおける訓練効果について-声の高さにおける検討-.喉頭 32(2), 117-124,2020.
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本気管食道科学会専門医
音声治療, 発声障害, 加齢性音声障害, VFE短縮版,Voice Handicap Index, 声帯萎縮