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2024年1月24日(水)は、広島大学 大学院先進理工系科学研究科 山本透教授に「データベース駆動型制御技術とその社会実現」のテーマでご講演いただきました。
産業界においては国際競争の激化により,製品の品質の向上と生産コストの削減が,より一層重要視されるようになってきており,制御システムの高機能化が求められています。制御系設計法の常套手段として,対象とするシステムのモデルに基づいて制御系を設計するモデルベース型制御系設計が用いられることが多いが,モデル化に相当な時間を要する場合や,システムの特性が経年変化することで構築したモデルが機能しなくなる場合があります。一方で,コンピュータ技術の進展に伴い,産業界でも操業データの蓄積,処理,プログラムの構築などが比較的容易に行われるようになってきました。このような現状に鑑み,対象とするシステムの操業データに着目し,データから制御パラメータを直接算出する「データベース駆動型制御」技術を新しく確立しました。本技術はすでに,さまざまな産業システムへの実証検証を通して社会実装が検討されています。本講演では,データベース駆動型制御技術,ならびに現在「広島大学デジタルものづくり教育研究センター」に組織された「データ駆動型スマートシステム共創コンソーシアム」で進められている社会実装に向けた取り組みについて紹介していただきました。
学生から寄せた感想:
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