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学修支援アドバイザーは、在学生を対象にした学修支援のしくみであり、研修を受けた在学生が後輩の学修支援を行っています。学修支援アドバイザーの宮本さんと山口さんに,2年生で履修した授業を紹介していただきます。
科目名:障害者福祉
担当教員:米倉裕希子 先生
履修時期:2年生 Q1,Q2
科目の位置づけ:地域生活支援の基礎となる科目
この授業では障害者福祉について学習します。障害とは何か、障害児者に関わる現状や制度、障害者福祉に関わる専門職の仕事など、幅広く学ぶことができます。事前課題で自分の考えを整理して授業を受けることができるので、授業内容をより理解することができます。授業内容は、複雑で難しいところもありますが、グループで発表する場面や事例検討する機会もあるので、しっかりと理解することができます。
授業を通して、障害とは何か考えることができると同時に、知らず知らずのうちに持っていた間違った知識や偏見についても気づくことができました。
また、障害者を取り巻く環境がどのようなものなのか、障害者が利用できる制度、障害者差別や権利について深く考えさせられました。現在の制度で、何を活用すれば本人の希望する生活を実現することができるのか、またどのような関わり方ができるのか考えたいと感じました。
授業で学んだ内容の中でも、特に制度の利用方法については今後に生かせると思います。専門機関や専門職など、働く際に理解していれば支援にすぐつなげることができます。
また、障害とは何か、障害者の権利や障害者差別など、障害者を取り巻く環境について学習したことも今後に生かすことができます。この社会にある課題に気づき、どのような社会を目指すべきなのか考えることは、支援をする際はもちろん、社会生活を送る上でも重要なことではないでしょうか。
障害者福祉では、障害のある本人やご家族に、制度をわかりやすく説明する力を身につけるため、特にプレゼンテーションに力を入れています。専門職としてはもちろん、この社会に生きる人として、「障害」とは何か、問い続けて欲しいと思っています。(科目担当教員:米倉裕希子)