本文
卒業生の仲宗根さん(京都民医連中央病院 勤務)に
国家試験受験に向けた勉強方法や本学の国家試験対策の特徴について伺いました。
本格的に国家試験対策を始めたのは、卒業研究発表会後の11月からです。試験勉強は主に、専門の参考書を用いて行いました。科目ごとに出題されやすい傾向や似ている問題がまとめられているため、対策がしやすかったです。試験1ヶ月前までは、参考書を何周も解き直しました。わかる問題よりも、自分が間違えやすい問題の解説を入念に読みました。1ヶ月を切ると、グループで問題を出し合ったり、その日にやった内容を教えあったりして、全員で理解を深めました。
生活リズムを崩さないように気をつけていました。僕自身は朝のアルバイトをしていたため、普段から5時ごろに起きるので苦労はしませんでしたが、周りの友人の中には朝電話をしても起きないような人もいました。早起きしても、日中に眠くなる日もあります。そのような時は、無理して勉強はせずに、20分程度仮眠をとって頭をスッキリさせて勉強を再開させました。国家試験本番に向けて、脳が最も活性化する時間に合わせて生活する期間を設けることが重要だと思いました。
ひたすら問題を解いて、解説を読むような勉強方法よりも、他の人に教えている時の方が学修定着率が良いと言われています。教科書や参考書とにらめっこしている時間も大切ですが、グループ学修で話し合う時間をもっと大切にして欲しいです。実際に、その出来事がエピソード記憶として蘇り、「この問題、あの時にみんなで話し合った!」と解けた問題もありました。国家試験を一人で乗り越えられる人もいますが、みんなで力を合わせて国家試験に臨むことを強くお勧めします。