本文
三原キャンパスでは,海外約10か国から,150名程度の参加を予定している「アジア太平洋プレイバックシアター大会2017」が平成29年11月3日~5日に開催されます。
※プレイバックシアターとは…1970年代にアメリカで始まった,観客が自身の体験談を披露するもので,役者がその話の登場人物になりきり,即興劇をするものです。芸術的側面のほか,他人の気持ちを考えて演じるため,いじめ防止やコミュニケーション力の向上につながるとして,学校や企業でも活用されています。 プレイバックシアターに関する過去の記事はこちら?(1)(2)(3)
アクティブラーニングや国際交流を推進している本学としては,この機会を活用し,本学の学生が海外から大会に参加する方々に対して,会場の案内や通訳などができるように,英語力養成のためのワークショップを開催しています。学生たちは,ワークショップの中で異文化の理解や英語力?コミュニケーション力などの向上に取り組んでいます。 また,本学の留学生が,学内?三原市内の案内表示について,外国人の視点による環境評価調査を行う予定で,改善提案することにより,海外から訪れる人の受入環境の整備に貢献します。
6月24日(土曜日)に広島キャンパスで開催された第1回ワークショップでは,プレイバックシアターのスペシャリストを講師に迎え,英語を使ったゲームやプレイバックシアターの技法を通して,英語を使うことに慣れていきました。 保健福祉学部作業療法学科(三原キャンパス)や人間文化学部国際文化学科(広島キャンパス)の学生?教員が約20名参加しました。
【講師】宗像佳代さん 【講師】小森亜紀さん スクールオブプレイバックシアター日本校校長。 スクールオブプレイバックシアター日本校講師。 海外でも研修講師を務める。 作業療法士。 著書「プレイバックシアター入門」(明石書店) 宗像さんに次ぐ日本のプレイバックシアターのリーダー。
ウォームアップの様子 アクティングエクササイズ(グループ(1)) 簡単な場面を設定して演じました。 「桃太郎」を英語で演じました。 緊張がほぐれました。 “I'm Momotaro!”
アクティングエクササイズ(グループ(2)) アクティングエクササイズ(グループ(3)) 「白雪姫」を英語で演じました。 「ロミオとジュリエット」を英語で演じました。 “Please eat this apple...” “Romeo, Romeo! Why are you Romeo?”
【参加した学生のコメント】
?英語が話せるようになりたいとずっと思っていたが,なかなか行動に移せなくて,今日初めて自分から参加してみた。机上での勉強もたしかに文法などを学ぶためには必要かもしれないが,このスタイルの方が何倍も英語を使えるようになると思った。何よりもたくさんの人と話をすることができて,とても楽しかった。次回も参加したい。(作業療法学科)
?自分の意見を出すことが恥ずかしいと思うことが今まであったが,今日は発言しない方が恥ずかしいという雰囲気だったので,自分の思う表現をすることが楽しかった。(作業療法学科)
?自分の殻を破れるかもしれないという印象を持った。使える英語が身につくかもしれないと思ってうれしかった。11月の大会に参加をしたい。(作業療法学科)
?プレイバックシアターを全く知らずに参加したが,即興劇の楽しさ,難しさを体感した。英語を使うことより,前で演じることが恥ずかしくて小声になった部分があった。さらに不安になったけど,やっぱりやってみたい。(国際文化学科)
?初めてのことが多く,戸惑いや恥ずかしさがあった。でも自分の少ない語彙力でも伝わるという自信を持つことができた。また,英語を使って人前で演じるということもできたので,自分に自信を持つことができたと思う。良い経験になった。(作業療法学科)
?初めてプレイバックシアターに参加した。初めの準備の時は皆が同じように動いて「面白くないなぁ」と思っていたが,それ以降の活動で,自分から発言したり,演じたりすることはとても面白かった。是非また参加したい。通訳をきちんとできるくらい日常で英語表現を学んでいく決意をした。(国際文化学科)
本学の留学生による環境調査は,7月下旬に行います。 また,第2回ワークショップは8月25日(金曜日)に開催する予定です。