理学療法学科4年次生が地域包括ケアシステムにおける介護予防事業の調査に参加しました
地域戦略協働プロジェクトとは,県立広島大学と包括連携協定を締結している広島県内の自治体と協働でその地域の課題解決を図る事業です。
平成28年度から地域戦略協働プロジェクトの一つとして,理学療法学科では尾道市シルバーリハビリ体操事業についての効果検証を進めています。
シルバーリハビリ体操事業とは,まず介護予防体操を普及させるためのシルバーリハビリ体操指導士を地域在住高齢者の中から養成し,その後,体操指導を通じて地域在住高齢者が相互に介護予防を図る取組みをいいます。このような取り組みは地域包括ケアシステムにおける介護予防事業として大変重要であり,近年注目されています。
今年度も,シルバーリハビリ体操を指導する指導士自身の身体的ならびに健康心理学的特性について調査を行っています。
まず,本プロジェクト代表教員から本事業の目的および内容について説明を行いました。
その後,4年次生に片脚立位保持時間や握力等の測定を担当してもらい,測定会を実施しました。
今年度は昨年度調査を行った対象者に対する1年後調査も行いました。
今後も引き続き調査を行い,尾道市シルバーリハビリ体操事業の効果を検証していきます。