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生命環境学科1年生を対象とした生物学実験が通年で開講されています。この科目は、生命科学コース?環境科学コース共通の実験で、100名の学生が受講する必修科目でいくつかのクラスに分かれて実施しています。
4回目は「タンパク質の定量」です。
タンパク質があると検出試薬の色が変わる化学反応(呈色反応)を利用してタンパク質溶液の濃度を測定します。測定の仕組みを説明した後,マイクロピペットという微量の液体を計り取る器具の使い方を練習して実験開始です。みなさん協力して手順を確認ながら、そして初めて使うマイクロピペットに戸惑いながらも丁寧に実験をすすめていました。段階的に希釈した濃度の分かっているタンパク質溶液(標準サンプル)を反応させるとタンパク質の濃度が高くなるにつれて紫色が濃くなっています。この標準サンプルのタンパク質濃度と紫色の濃さの関係を示すグラフを作成し、このグラフをもとに濃度のわからないタンパク質溶液の色の濃さからその濃度を明らかにします。
*ガイドラインにしたがい、密を避け感染対策を取りながら実施しました。
実験の様子