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この記事では、不定期で生命環境学科環境科学コースの卒業生の声をお届けします。
今回は、豊国エコソリューションズで活躍されている山本大夢さんの紹介です。小林研究室(環境システム学)で学んだことを生かして、お仕事をされています。
私の所属する会社は環境?省エネに関するコンサルティングを行っています。特に設備導入に補助金活用をしたい事業者様への支援を主としており、私は様々な補助事業の中でもZEBに取り組んでいます。ZEBとは、建物で消費するエネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。建物をZEBにするために設計事務所やゼネコンの方と協業し、建物の省エネ計算やエネルギー消費量を提言のアドバイス、補助申請資料の作成を行っています。
大学では小林研究室に所属し、ライフサイクルアセスメント(LCA)に関する研究に取り組んでいました。LCAとは製品?サービスの環境影響を定量評価する手法で、近年急速に注目されてきています。
企業価値を上げたい大企業はもちろん、中小企業でもLCAによる製品評価のニーズが高まってきており、コンサルファームや銀行、電力会社などが躍起になって取り組んでいます。
私の所属する会社でも、企業の脱炭素支援事業に取り組みだし、その中でLCAを使った製品評価を始めました。研究室で学んだことが、新規事業としてそのまま活かされています。ありがたいことに、卒業後も先生と連絡取らせていただき、情報交換を行っています。
私は人と違うことをしたい性格なので、当時世間の関心が薄かった学問を学びたくて本学科を選択しました。
学生時代は軽音楽部に所属しており、空き時間によく部室で練習をしていました。ライブ前になると、1限前に練習をすることもよくありました。少しずつできることが増えていく過程が楽しくて卒業まで続けました。
また、3年生から配属された研究室で、同期と過ごした時間も印象に残っています。作業をしながら雑談したり、昼ご飯を食べたりした何気ない日常がとてもいい思い出です。
大学の4年間は自分のために時間をたくさん使える期間だと思います。行動した分だけ将来の自分に返ってくると思うので、少しでも興味があることはチャレンジしてみてください。
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生物資源科学部生命環境学科環境科学コースの小林研究室では環境システム学の研究をしています。ご関心のある方はぜひウェブサイトをのぞいてみてください。