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【生命環境学科】 化学実験レポート‐4 「測定値の扱い」

印刷用ページを表示する 2023年5月13日更新

化学実験レポート‐4 「測定値の扱い」

 今回はノギスを使って繰り返し測定や誤差について学び、「測定値の扱い」について認識を改めました。これまでは一度の測定で満足していたと思いますが、繰り返し実験や測定をすることで必ず差が生じます。これらの値はいかに真の値に近いかどうかを評価するために、標準偏差、誤差を求めることが必要でしたね。

 標準偏差や誤差を求める際には関数電卓を使いましたが、計算過程や計算式なども実験ノートに書き留めておくことは重要なことです。「あ、ゼロが一つ少なかった」とか「小数点の位置間違ってた」といったうっかりミスに気付けるきかっけになります。

 

 受講した学生の感想を一部抜粋します。

 今回のように、こんな細かい数値まで計算をする、ということはなかなかなかったのでとても大変だった。しかし、ノギスと電子天秤を用いて測った数値で求めた金属片の密度が、事前学習課題で調べた銅の密度にとても近い値が出て、面白いと思った。このように人の手でも正確に測ることが可能になるのだ、と感動した。またしっかり何度も繰り返し測定をしていくことで誤差が小さくなっていくかもしれないと思うと、大変な作業ではあるが根拠のある値になるのだと思った。

 

 次回は今回習得したノギスの使い方、測定値の扱い方を活かした実験です。皆さんのよく知っているある定数を実験的に求めます。お楽しみに。

 

実験の様子01

 

化学実験担当:環境科学コース教員

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 環境科学コースのウェブサイトは以下をご覧ください。

 ?/p/puh-des/env/env_index.html