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化学実験をはじめとする学生実験には研究室に所属する3,4年生や大学院生が「学生補助員」として参加しています。今回のレポートは番外編、学生補助員さんの活動についてです。
化学実験では、3名の学部生1名の大学院生の計4名が補助員を担当してくれています。実験の前日には、教員とともにプレ実験を行い、今回のテーマ「溶液調製」について内容や進行をしっかりと確認しました。
使用するメスフラスコやピペット、その他の器具機材をそろえ、事前提出された予習レポートとともに各実験テーブルに配置して、、、実験当日の準備も大変です。
さあ準備万端、実験室に1年生を迎え入れ、実験開始です。
濃度計算の確認、みんな事前に予習してきたよねえ?
手技は大丈夫? あれれ、ピペットの持ち方はそれでいいの?
先輩、精製水がありません!
各実験テーブルを回って、受講する1年生の指導を手伝ってくれました。
実験が終わったら後片付けも。。。
夕方すべてが終わっておやつタイム、お疲れ様でした。おなかすいたでしょ?
今回参加してくれた補助員のみなさんからは「何度も説明をして理解してもらえたときのうれしさ」、「説明をしている中で自らの理解がより深くなったこと」、そして「教えられる側から教える側に立つことで、“理解する”ためのプロセスや双方向性に気づいた」などの感想が。補助員として実験に参加することで、学生として実験を受講した数年前とは違う様々な事を学ぶことが出来たようです。お仕事(アルバイト)として得るものよりも、もっともっと大切な何かを得ることができているといいですね。
*本授業は実験実習科目であるため、十分な感染対策の上、学部長許可を得て少人数クラスで対面授業をしています。授業開始時には検温、手指消毒をし、実験中はマスクおよびフェイスシールドの適切な着用、定員の半分にして授業を行うなど感染拡大防止対策を講じております。
化学実験担当:環境科学コース教員