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化学実験レポート、4回目です。第2クォーターの定期試験が終わってすぐの8月7日から集中講義で化学実験が行われました。本日は定められた濃度の溶液を作る「溶液“調製”」がテーマです。調整と調製、どちらもチョウセイと読みますが、同音異義語です。“調整”はぐあいの悪い部分を直したり過不足をなくしたりしてほどよい状態にすることを意味し、“調製”は注文や規格に応じて作ることを意味します。今回のチョウセイは定められた濃度の溶液を作るので“調製”でしたね。間違えないようにしましょう。今回調製した各種の溶液はこの後の実験で使うということもあり、皆さん真剣な眼差しでメスアップ(メスフラスコの標線に合わせること)していました。
実験後には「標線に合わせるのが難しかった」、「事前動画がかなり勉強になり、実際に行ったときはスムーズにできた」といった感想が聞けました。夏季集中期間では一日に4クラスの実験を行うことから時間的な制約があり、各回の予習動画を作成し動画を視聴してきてから実験に臨みました。
*1年生の化学実験では、環境科学コース、生命科学コースともに高学年での実験や卒業研究に必要となる実験の手技やデータの扱い方、実験に取り組む姿勢など、重要な基礎を学びます。
*本授業は実験実習科目であるため、十分な感染対策(授業開始時には検温、手指消毒をし、実験中はフェイスシールドの着用、定員の半分にして授業を行うなど)の上、学長許可を得て少人数クラスで対面授業をしています。
化学実験担当:環境科学コース教員