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化学実験レポート、3回目です。7月28日はBクラスが対面で「アボガドロ定数」を実験的に求めてみました。塩の結晶を使った方法と単分子膜を使った方法を行い、比較してみました。レポートの1回目でご報告した通り、2週間前にノギスの使い方を学んだため塩の結晶の3辺をノギスで測定するのも慣れた手つきでした。
学生からは「今回の化学実験は今までより難しく、あまり上手にいかなかった。何度も挑戦してみたがうまくいかなかった。でも、楽しかった。」、「実際に手を動かせて、非常に楽しかった。動画で見ていたより、ずっと難しかったのでまた機会があればやってみたいと思った。」、「高校時代はアボガドロ定数が嫌いだったが、この実験を通して少し好きになった。」、「2通りの実験を行なったので時間がかかり、骨の折れる内容だったが、大学生らしさを感じることができ、すぐに時間が過ぎるように感じた。」といった感想?意見を聞くことができました。実験は何度も失敗してようやく成功するもの、と言われています。上手にいかなかったことを一言で「失敗」と片付けるのでなく、なぜそのように上手にいかなかったのか、なぜ失敗と判断したのか、というところまで考えてみるようにしましょう。その中に成功へのヒントがたくさん隠れています。
Bクラスの皆さん、いつもより長丁場でしたね。お疲れ様でした。次回は8月7日から3日間連続の夏季集中で実験を行う予定です。またレポートします。
*1年生の化学実験では、環境科学コース、生命科学コースともに高学年での実験や卒業研究に必要となる実験の手技やデータの扱い方、実験に取り組む姿勢など、重要な基礎を学びます。
*本授業は実験実習科目であるため、十分な感染対策(授業開始時には検温、手指消毒をし、実験中はフェイスシールドの着用、定員の半分にして授業を行うなど)の上、学長許可を得て少人数クラスで対面授業をしています。
化学実験担当:環境科学コース教員