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4月から対面形式で始まった化学実験ですが、一時的に休止しておりました。その間も動画で事前学習をするなど、学習の継続を念頭に置き進めてきました。大学の活動指針が変わったことを受けて、7月14日から対面での化学実験を再開しました。(なお、本授業は実験実習科目であるため、十分な感染対策の上、学長許可を得て少人数クラスで対面授業をしています。)
今回は「測定値の扱い ~ものを測るとは~」というテーマで、化学実験だけでなく大学で本格的に“科学“を扱う際に必要とされる「測定」の基礎を学びました。精密な測定ができるノギスや電子天秤の使い方も習得しました。
大学に入学して少しずつ本格的な実験になってきました。科学者への道の第一歩です。学生からは「対面で行うと楽しく、おもしろかった。知っているだけではなく、行動することでより印象に残り覚えやすかった。」、「映像だけの知識が自分で行うことでより確実なものとなった。」、「ノギスを実際に扱うことができ、オンラインでは得られなかった学びを得ることができた」、「オンラインで楽勝と思っていたが、実際にやってみると難しかった」といった意見を聞くことができました。
次回は高校化学で暗記した方も多い、アボガドロ定数を実験的に求めてみます。次回の化学実験レポートでご報告します。
*授業開始時には検温、手指消毒をし、実験中はフェイスシールドの着用、定員の半分にして授業を行うなど感染拡大防止対策を講じております。
化学実験担当:環境科学コース教員