2022年度も庄原実業高校デュアル派遣研修を3か月受け入れ (フィールドC、甲村研)
フィールド科学教育研究センターにある地域資源開発学科の甲村研究室では、今年も2名の庄原実業高校の生徒を受け入れました。デュアル派遣研修として2011年から毎年1~3名受け入れをしています。デュアル派遣研修とは、庄原実業高校がめざす農業の各分野を得意とする将来のスペシャリストを育成するための「キャリア教育プログラム」です。本学でもこの教育プログラムに連携協力しているところです。今年は5月6日(金曜日)に顔合わせを行い、5月13日から7月15日まで毎週金曜日に受け入れを行いました。
初日 5月13日 メロン交配、ブドウ摘果等
初日は雨でした。研究室の概要を説明した後、ガラス室でのメロンの交配やブドウの摘果?摘房などの作業を行いました。大学ではクオーター制が今期から3年生授業にもかかり、授業やフィールド関連会議が入ったため、フィールドセンタースタッフによる指導協力をいただきました。
5月27日 ムカデシバ講習会に参加、6月3日 発芽確認
5月27日は午後から当センターであった備北バイオの里づくり協議会主催によるムカデシバ講習会に参加しました。午前中は双方で行事があり、半日研修となりました。地域の方の参加もあり、ふれあいながらの作業で得ることも多かったものと思います。6月3日には育苗器から出して発芽を確認しました。
6月3日 薬草シャクヤクの管理、アブラナ科の採種、梅の実採取
開花後のシャクヤクの剪定や除草、アブラナ科採種株の抜き取り、梅の収穫等を行いました。作業後の、前年度に作っていた梅ジュースの美味しさには感激していました。
6月10日、17日、24日 午前中は植物工場の管理を中心に実施
午前中は圃場に出る前の体や服の清浄な状態で無菌服を着用し、植物工場に入りました。谷垣先生、スタッフや先輩方からも話を聞いて収穫調整作業、生育調査を行いました。
7月8日 22日 トマト、アスパラ、大学院生の講義
6月の午後や7月は野菜の栽培管理を行いました。主に4年生の指導で水耕栽培の肥料添加、交配、誘引、芽かき、剪定など色々行いました。大学院の学生からメタボローム解析などの成分分析手法についても説明を受けました。難しかったようですが、面白いとは思ってくれたようです。