本文
【2020年度フィールドセンターたより】(4) 5月のセンター2
2020年度 フィールドセンターだより(4) メロン、野菜、果樹の生育等(5月14日現在)
5月も中旬に入ってきました。気温も25℃を超え、ハウスの中は昼間は35℃を超える暑さです。ようやく新型コロナの収束が見えてきましたが、大学構内へ学生達が自由に入れる日はいつなのかまだまだ予断を許しません。フィールド科学教育研究センターでは各作物がより旺盛に生育するようになってきました。一方、栽培当事者からみればあまり有りがたくない存在も勢力を増しています。引き続き、近場の観察をお続けください。今回は5月13~14日現在の栽培作物の生育状況をお知らせしております。よろしくお願いします。
果樹園の柿(西条)も展葉が進みました。リンゴの花も殆ど終わっています。病気の予防のためにスピードスプレーヤーで殺菌剤等をナシに散布しています。農薬については安全使用等いっしょに考えていきましょう。
水稲の播種も終わり、現在苗をプール育苗中です。
タマネギ圃場を上からみると品種による収穫期の違いがわかります。ジャガイモでは葉色の違いがさらにはっきりしてきました。窒素施用量を変えていますが何に影響して葉色の違いになって出てくるのでしょうか?考えてください。
ハウスメロンの交配が始まっています。5月4日(10日前)に交配したものは卵大になっています。中には授粉がうまくいかず、黄色くなって枯れた果実もあります。
野菜では果菜類の定植を行いました(5月13日)。トマト(麗夏、フルティカ)、ナス(とげなし千両2号、庄屋大長)、ピーマン(京ひかり、フルーピーイエロー)は2品種ずつ、キュウリは1品種(夏すずみ)を定植しました。どんな特性を持っているのか調べてみましょう。
センターにあるケヤキの葉です。こぶがたくさんありますが何でしょう。また、周囲の林にオビカレハが大発生し、圃場に入ってきます。針も痛くなく毒もなく、野菜には殆ど被害もないのですが困りものです。