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本学と三原高校の総合的な探求の時間における「三原すこやかプロジェクト」が,今年も始まっています。
5月10日には,三原高校にて本学の高木雅之准教授(作業療法学コース)が今年度の「総合的な探求の時間‐堅志学‐」に取り組む高校2年生約160名に,プロジェクトの進め方についての講座を行いました。約一年間に渡る地域課題解決のプロジェクトの始まりということもあり,高校生らは少し緊張の面持ちでしたが,講座が進むにつれて積極的に高木准教授に質問をするなど非常に意欲的でした。受講した高校生の中には,保健福祉学科の学生がボランティアで取り組んでいる三原市児童館ラフラフでの活動に協力している学生もおり,地域を中心にして高校と大学が関係しながら地域課題解決に取り組んでいる瞬間も垣間見ることができました。
5月17日と24日には,本学職員で社会教育士の資格を有する有馬健一郎主任が課題発見を促す視点について,ワークショップを実施しました。課題解決のためのチームビルディングに必要なコミュニケーション能力を,身体を動かすアクティビティを交え高めました。
5月31日には,三原市市議会議員であり三原市本町の町内会長である正田洋一さんと,本学の飯田忠行教授(理学療法学コース)が,三原すこやかプロジェクトの課題に取り組む高校生ら(約45名)に地域の現状や今年一年取り組む課題について話しました。高校生からは質問も相次ぎ,取り組みに対しての意欲を感じることができる講座となりました。今年のプロジェクトでは,昨年に続き三原市本町の高齢者健康支援(本町堀川プロジェクト:昨年度の取り組みはこちらです)に加え,市内の地域包括支援センターにも協力を仰ぎ,認知症予防の課題解決にも取り組みます。