外国ルーツ児童のための「やさしい日本語」辞書の開発
取り組み内容
日本の教育現場にもますます外国ルーツの児童生徒が増えている。外国ルーツの児童生徒は日常会話に問題がなくなっても、教科学習でつまずき、学びの場からドロップアウトすることも多い。
小学3年生以上の国語科の学習、および日本語支援の場では、国語辞書を引かせる活動も行われる。しかし、辞書の説明が十分に理解できない子や、説明を読んでも文の中で用いられている別の語の意味が分からず、辞書で次の語を引き続ける必要が生じ、学習自体に苦手意識を持つ子も多い。
そこで、初級後半程度の日本語レベルであっても分かりやすいように調整した「やさしい日本語」を使って、つまずきやすい語およそ300語の意味を解説した「やさしい日本語」辞書を作成し、一般公開する。
また、この辞書の例文は、例えば「お母さんが門柱に郵便受けをつけました。」、「お父さんがひまわりの花束を買いました。」のように、行動と性別を安易に結び付けないように配慮している。
小学3年生以上の国語科の学習、および日本語支援の場では、国語辞書を引かせる活動も行われる。しかし、辞書の説明が十分に理解できない子や、説明を読んでも文の中で用いられている別の語の意味が分からず、辞書で次の語を引き続ける必要が生じ、学習自体に苦手意識を持つ子も多い。
そこで、初級後半程度の日本語レベルであっても分かりやすいように調整した「やさしい日本語」を使って、つまずきやすい語およそ300語の意味を解説した「やさしい日本語」辞書を作成し、一般公開する。
また、この辞書の例文は、例えば「お母さんが門柱に郵便受けをつけました。」、「お父さんがひまわりの花束を買いました。」のように、行動と性別を安易に結び付けないように配慮している。
このプロジェクトは、公益財団法人博報児童教育振興会(現在名称変更:博報堂教育財団)による第14回 児童教育実践についての研究助成を受けたものである。
2019年度後期の県立広島大学授業「日本語教授法」の課題として、辞典の説明、例文作成には国際文化学科2年生が協力している。
2019年度後期の県立広島大学授業「日本語教授法」の課題として、辞典の説明、例文作成には国際文化学科2年生が協力している。