ぶらり途中下車の旅 ~教職員編~
有馬健一郎(ありま けんいちろう)さん
三原キャンパス 職員
(鹿児島県 出身)
- インタビュー日
- 2024.2.28
- インタビュアー
- りほ
- インタビュアー
- まっつー
- インタビュイー
- 有馬健一郎(ありま けんいちろう)さん
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では早速インタビューを始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、簡単に自己紹介をお願いします。
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三原キャンパス教学課で、学生支援の仕事をしています、有馬です。
よろしくお願いします。
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よろしくお願いいたします。
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よろしくお願いいたします。
どんな場面で学生と関わりますか?
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有馬さんは普段、どんな場面で学生と関わってくださっているんですか?
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基本的に僕はキャンパスのいたるところにいると思うので、キャンパスを歩けば学生と会っているのかなと。(笑)
メインとしては、学生の課外活動、例えば自治会活動やサークル活動、学園祭が担当なので、そういった場面で学生と関わる機会が多いかなと思います。
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私も以前、三原市で開催されたワークショップに参加させていただいた時に、有馬さんも一緒に参加してくださった思い出があります。
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そうですね。学内外を含めた課外活動の支援が主な仕事のひとつですね。
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普段、有馬さんと関わらせていただく中で、有馬さんの方から学生に積極的に話しかけて下さったり、自治会などの活動についても学生と一緒になって考えて下さったりという印象が非常に強くあるんですが、それは日頃から意識されていますか?
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そうですね、意識はしているかなと思います。
自分から学生のみなさんに話しかけに行くっていうこともそうだし、可能な限り学生と同じ目線に立てるように、と意識して行動してます。
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なるほど。有馬さんのような職員の方がいてくださるのは、学生としてはとても有難いなと思っています。
まっつーも1年生だけど、「教学課の有馬さん」って聞けば、「あ~!あの方ですよね!」ってなってたもんね(笑)
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そうですね、教学課の前に特徴的な方が立ってたら有馬さんだなって(笑)
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それは良い意味だよね?(笑)
そういう風に、学生に自分のことを覚えてもらうっていうことも、僕の仕事の1つかなと思ってますね。
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名前を聞いて学生間ですぐ伝わる職員の方って、そうたくさんいらっしゃるわけではないと思うので、有馬さんはそれだけ様々な場面で学生に関わってくださっているから、みんな分かるということですよね。
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それは光栄です、ありがとうございます。学生のみなさんのお陰かなと思います。
学生と関わる中で感じること
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ここまでお話しいただいたように、有馬さんはたくさんの場面で学生と関わってくださっていますよね。三原キャンパスの学生と関わる中で何か感じられていることはありますか?
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やっぱり、1番感じるのは学生の「エナジー」「若さ」「パワー」ですかね。
そのパワーを感じるが故に、自分の老いを感じたり、良くも悪くも世代間ギャップを感じたりもします。
学生のみなさんの方が時代の最先端を行っていると思うし、その価値観が今の常識になっていると思うんです。ただ一般的には、年を取るとそういう感覚が分からなくなってくるんですよ。でも、僕の仕事の特性上、みなさんと同じ常識や価値観を持っておかないと仕事が出来ないんじゃないかなと思ってて。学生の「こうしたい」「ああなりたい」っていう相談や話を聞く時に、学生と同じ目線で、若者の常識を分かっていないと答えられないと思うんです。
自分の方が年上だから、人生の経験値があるから、価値観が違うから、色んな理由で「それは無理だよ。難しいよ。」っていう一言で全部終わらせてしまうこともできます。だけどそれは、学生の可能性を摘んでしまうことになるのかなと思うからこそ、ある程度のルールに則った上で、最大限学生のみなさんと一緒に考えることが僕の仕事かなと思ってます。
その点、学生との世代間ギャップを感じることは、自分にとって良いことだなと思うし、すごく勉強になります。
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学生の価値観を知りたいっていう思いで、普段から積極的に学生とコミュニケーションを取られているっていうことですか?
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そうですね。じゃないと、本音も聞けないし、どう思ってるかも分からない。
学生のみなさんがどう思ってるか、どう考えているのか、今の時代の若者ってこうなんだよっていうことが分からないと、こちらが伝えたいこともうまく伝わらないだろうし。
キャンパスライフを過ごすにあたって、学生はこういう風にしましょう、って大人が勝手に決めることはできると思うんです。でもやっぱり、そこに学生の声を反映して、学生が主体的に一番楽しく過ごせるようになるっていうことが重要だと思うので、そのためにも学生の声が聞けるような環境や、気軽に声をかけやすい、相談しやすい雰囲気を作っておかないといけないなとは思います。
保健福祉学部の学生の特徴?魅力
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ここからは、特に保健福祉学部についてのお話を伺いたいと思います。
保健福祉学部の学生と関わる中で感じられる、学生の特徴や魅力はどんなところでしょうか?
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三原キャンパスにある保健福祉学部は医療?福祉に特化しているので、「理学療法士になりたい!」「言語聴覚士になりたい!」というように、学生は入学する時点で同じ目標を持ってると思います。もちろん、4年間を過ごす中で価値観や考え方、目標の変化はあると思いますが、やはり各コースでの学生のチームワークや結束力が強いなと感じます。
同じ目標を持って勉強をすることができるということは、お互いにとって安心安全な学びの場が形成されやすいということでもあると思います。
あと、僕は基本的にすれ違う人には必ず挨拶をするようにしているんですが、ここの学生はみんな元気よく挨拶を返してくれますね。医療?福祉の仕事の1つは、患者さんをはじめ周りの人を元気に、笑顔にすることだと思うんです。だからこそ、まずは学生自身が元気であることは大切だと思いますし、礼節を大事にする学生が多いのかなという印象です。
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そうですね。特に1つ目にお話しいただいた点については、各コースで同じ職種を目指している学生なのでもちろんですが、コースは違っても学部学科全体でみた時にも当てはまることかなと思います。
4年次のチーム医療福祉演習やリーダーシップ論などの授業では、コースをまたいでグループが作られて、1つの課題に取り組むといったことがあります。そんな時、誰が言ったわけでもなく、全員が自然と「まずは患者さんの視点で考えよう」っていうスタンスでいたっていうことがあって。お互いに目指している職種は違えど、似たような価値観や近い目標を持っているからこそ、充実したグループワークができるんだなと実感しました。
そういった点でも、医療福祉系の職種を目指されている方にとって、けんひろの保健福祉学部は素敵な仲間と出会える環境であると言えるかなと思います。
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そうですね、僕もそう思います。
みなさんが保健福祉学部を卒業してからも、現場ではチームワークで様々なことに取り組むことになると思います。けんひろでは、在学中からそれに近い形で学ぶことができるのではないかと思います。
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私もチーム医療の授業で、他のコースと関わる機会がありました。
みんなでゲームをつくるという課題では、「どうすれば体の不自由な人にも楽しんでもらえるか」と、全員で患者さんの立場に立って考えることができましたね。
けんひろは、そんな風に1年次からチーム医療を学べる良い場所だなと思います。
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1年生の時から、そういったチーム医療を少しでも感じられる、経験できる機会があるのはとても貴重ですよね。
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そうですね。専門科目だけではなく、全学共通の教養科目の授業でも、他のコースや学科の学生さんと一緒になって授業を受けたり、課題に取り組んだりすることもありますよね。そんな時でも、お互いが積極的に声をかけ合ったり気遣い合ったりして、「みんなで協力して頑張ろう!」っていう雰囲気が学部全体にあるのかなと思います。
保健福祉学部でしか得られないもの
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保健福祉学部には、医療?福祉に関する幅広い資格を取得することができる環境がありますよね。
ただ、同じ資格を取得することができる学校は県内外に数多くあると思います。
そんな中で、「これは、けんひろの保健福祉学部でしか得られない!」と思われるものは何ですか?
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やはり、医療現場に精通した先生方から、各コースの専門分野について教えていただける環境は、将来プロフェッショナルを目指すための経験値を積むという意味で、非常に充実しているのではないかと思います。
また、規模的にも学生数が非常に多いわけではないので、先生方とのコミュニケーションも取りやすい、というメリットがあると思います。
さらに言えば、先ほどからの話にもあったように、良い仲間や友人とも出会えると思います。みんな同じ医療福祉の仕事を目指すわけなので、きっと卒業後もバッタリ再会、なんてこともあるんじゃないかな。
そんな風に長い目で見ても、濃い4年間になるんじゃないかなと思います。
けんひろのイチオシポイントは?
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ズバリ、有馬さんが思う「けんひろのイチオシポイント」はどんなところでしょうか?
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けんひろは3キャンパスが広島県全域に散らばっていて、どのキャンパスもそれぞれ専門分野に特化しています。それに加えて、けんひろは地域に根ざした大学で、学外を含め幅広い職種の方々と関わるチャンスがあると思います。自分が行動すればするほど、そのチャンスを増やすことができるので、その分学びのチャンスも増やすことができます。
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具体的には、どのような機会で地域の方々と関わる機会がありますか?
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三原キャンパスで言えば、三原市児童館「ラフラフ」でのボランティア活動をはじめ、医療福祉に関わる様々な場所で学生がそれぞれ活動しています。
授業外でも将来に繋がる学びや経験を得ることができるっていうのは大きなポイントかなと思います。
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おっしゃる通りですね。
授業外で得た経験や知識が、臨床実習など思わぬ機会に役立つこともあります。
地域での活動にも、学びのチャンスがたくさんあるということですよね。
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そうですね。ぜひ人とのつながりを大事にしてほしいなと思います。
メッセージ
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最後にこのページをご覧のみなさん、特に高校生さんへメッセージをお願いします。
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大学での学びは本当に自由で、高校時代とは全く違う学びの場だと思います。
「机を並べて勉強する」と言っても、高校までとはまた違ったスタイルで机を並べて勉強します。
与えられた中で学ぶというより、自分からどんどん学んでいくというのが大学での学びなので、ぜひ考える前に行動してほしいですね。
学業以外だと、社会人になった今思うことは、大学時代の友人はかけがえのない一生の友人だなということです。素敵な友人との出会いが得られるという点でも、けんひろは良い環境だと思います。
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たくさんのお話をありがとうございました!
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ありがとうございました!
有馬健一郎(ありま けんいちろう)さん
社会教育士/地域教育魅力化コーディネーター
鹿児島県出身
2020年 | 県立広島大学に入職。教学課にて学生支援業務に従事。 |
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